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〖パフォーマンス〗Improvisation Performance & Talk 「即興と反復」 vol.3『ダマを拒む』
4/14| 18:30 - 21:00

「即興と反復」は、ゲストを交えたパフォーマンスやトークを通して、即興の持つある種の不自由さや困惑を自覚しつつ、演者と観客双方にとって新たなパフォーマンスを生むことを目指す、継続的な実験の場です。 即興演劇(インプロ)においては「Yes, and」の精神性が重要視されています。これは、誰かが提起したアイデアを肯定したうえで自身のアイデアを付け加えていくことで即興を進める態度のことです。もちろん、この考え方は表面上の否定(例えば、告白を断ること)を排除するものではありません。相手が告白するというアイデアを持ってきた。それに対して、(本当は気に食わなかったとしても)プロポーズという提案をひとまず飲んで、それをこっぴどく断るというアイデアを付け加える。これもまた「Yes, and」の範疇だと言えます。 今回の「即興と反復」では、「Yes, and」ではない、他人の提起するアイデアに必ずしも乗っていかない即興を試そうと思います。異ジャンルのアーティストが集まり、即興でパフォーマンスするこのイベントでは、他人のアイデアを放っておく瞬間もまた重要であるように思えます。舞台上で一つのアイデアがうちだされると、ついつい合流して、言葉や身体が物理的/観念的にまとまってしまう。そんな舞台上のダマをほぐすために拒否の身振りを発見・実践してみます。 今回は、4人のパフォーマーが集まり、3人がパフォーマンスをし、その様子を1人が見ながら拒否の身振りを発見していく前半と、4人でパフォーマンスを行う後半という構成を考えました。観察とパフォーマンスを行き来しながら、舞台上に作られていく規範を潜り抜けるそれぞれの身体を探したいです。 (文責:長沼航)
【出演】 米澤一平 / タップダンサー 長沼航 / 俳優 大塚郁実 / ダンサー・振付家 村上慧 / アーティスト
【時間】 19:00open / 19:30start
-第1部[(3人による5分のパフォーマンス+4人による5分のトーク)×4セット](40分) 休憩(10分)
-第2部[4人による20分のパフォーマンス+みんなで20分のトーク](40分)
【料金】1,500円(+1drink order) + (投げ銭制)
※ 定員12名程度になります
【予約】
公演名・氏名・予約枚数を明記して、下記アドレスまでメールにてお申込みください。
info.i.yone.tap@gmail.com
【お知らせ】
※各種カード、電子マネー、QR決済をご利用いただけます
※軽食はお持ち込み頂けますが、飲料や匂いの強い食べ物はご遠慮ください。
※持ち込まれた食べ物の残飯やゴミについてはご自身でお持ち帰りください。
※21時以降も滞在される場合は「追加注文」をお願いします。
【出演者のプロフィール】
長沼航 / 俳優 1998年生まれ。 散策者とヌトミックの2つの劇団に所属しつつ、俳優の立場から演劇やダンスなど舞台芸術の創作・上演に幅広く関わっている。また、演劇/演技の創作過程についての論考やエッセイの執筆も重ねて行っている。2023年はインタビューをたくさんしたい、小粒でもピリリと辛い文章が書きたい、お金がほしい。最近の出演作に、ヌトミック『SUPERHUMAN 2022』(2022)『ぼんやりブルース』(2021/22)など。
大塚郁実 / ダンサー,振付家 プロフィール: 18歳の時に柴田恵美の作品に関わり、コンテンポラリーダンスの世界を知る。現在は梅田宏明が主催するSomatic Field Projectで活動中。自身の作品では「ダンスがみたい!新人シリーズ15」にてオーディエンス賞を受賞。国際交流基金企画のベトナム公演でソロ作品を発表。
村上慧/アーティスト 1988年生まれ。武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。アーティストとしてプロジェクトを行い、各地のグループ展や芸術祭に参加する。最近は千葉県山武市に30万円で購入した土地で、落ち葉の発酵熱で暖房を作ったり、手掘りの井戸水を使って冷房を作ったりする『村上勉強堂』計画を進めている。 https://satoshimurakami.net/
Double Tall – Art and Espresso Bar
(ダブルトール アート&エスプレッソバール)
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町4-7-5
電話:03-6265-1141